
こんにちは、ふじです。
格安SIMキャリアへのりかえを検討している方で、本体をどうしたらよいのか?といった声が多いと思います。
・良く聞くSIMフリースマホってなに?
・新しく購入しなきゃダメなの?
・まだスマホ買ったばかりだしまだ使える・・・
・今のスマホのまま格安SIMキャリアでもつかればいいのに。
今回はそんな「SIMロックスマートフォン」についてまとめてみました。

大手3キャリアでスマートフォン本体を購入する方が非常に多いと思います。昔はそれが当たり前で、大手3キャリア以外で購入する場所を探すのも大変でした。
今は違います。
インターネットの普及により、色んな情報がすぐに手に入るようになり、またAmazonや楽天ショップなどのインターネットショップの拡大により、スマホ本体も簡単に手に入るようになりました。
しかも、よくよく調べればSIMロック・SIMフリーなんていう言葉も・・・次から次へと新しい言葉が出てきます。
・スマホの世界は良く分からーん!となるのも分かります。
・安心してください!そんな方の情報になれるよう、このブログを作りました。
【この記事を読めばわかること】
★SIMロックやフリーの意味
★のりかえに新しいスマホは必要でない理由
★今のスマホを使って格安SIMキャリアに変える方法

SIMフリーについて深堀するで
ぜひ最後まで読んでみて下さい!それではいってみましょう!
スマホの「SIMロック」と「SIMフリー」の違い
大手3キャリアは、端末を販売する時に同じキャリアでしか通信がつかえないようロックをかけています。これはすぐに他社に移動されるのを防ぐためであると言われています。
これを「SIMロックスマホ」と言います。
そんなSIMロックですが、雑学的なSIMロックの歴史から解説をスタート。より理解度が深まりおもしろいと思います。

SIMロックされてきた黒歴史や
(1)SIMロックの歴史

1994年携帯電話のサービスが開始された頃、携帯電話はキャリアから借りるものでした。キャリアの通信ロックがかかっていて当たり前の状態。キャリアを変えるなら端末を返し、新しいキャリアでまた端末を借りて利用するもの。
その後、携帯電話を購入が許されるようになっていきます。
日本で始めてSIMカードが導入されたのは、2000年にdocomoがFOMA(フォーマ)という通信サービスを開始した時です。ここから契約情報はSIMカードに書き込まれるようになりました。
またSIMはユーザでも抜き差しでき、この時初めて「他社の携帯にSIMを入れ替えたらどうなるか?」が注目されだします。

ただしこの頃はまだ、各社の通信システムの仕組みが統一されておらず、キャリア独自の通信システムであった為、SIMを入れ替えても他社では使えない状況でした。
2007年頃からSIMロックはユーザの囲い込みになる?と問題視されてきましたが、結局は使えないため大きな問題にはなりませんでした。
その後2010年4GLTE通信が主流になり、各社の通信規格も統一され始めます。
そこでようやく2014年SIMロックのガイドラインが設定、「SIMロックの解除ができる」強制力をもつようになります。

最初のSIMロック解除に関するルールは「6か月以上キャリアで端末を利用すればSIMロックが解除できるようになる」ものでした。
2017年にはさらにガイドラインが見直され「6か月が100日に変更」。さらに本体を一括購入した場合にはすぐにSIMロック解除ができるようになります。
こうして「SIMロックスマホ」は徐々に世間に知り渡るようになって行きました。

時代とともに緩和されてきたんや
-Point-
★SIMロックは過去の負の遺産
★キャリアがユーザを縛る原因
★時代と共に少しずつ緩和されてきた
(2)SIMロックとSIMフリーってなんなの?
簡単にいうと
「キャリアのロックがかかっているスマホか、ロックされていないスマホか」
SIMロックされているスマホは、そのキャリアの通信しか使えません。
SIMフリー化するには、以下どちらかの手続きが必要です。
・キャリアショップにてSIMフリーにしてもらう(手数料3,000円必要)
・マイページでSIMフリー化する(無料)
■写真はSoftbankのマイページの例

①マイページより「SIMロックの解除」と検索。
②製造番号入力項目に「IMEI番号」を入力。
※IMEIはスマホ本体の設定画面にて確認。
とても簡単にSIMフリースマホに出来ます。
SIMフリー化したからといって「何も変わりません」ので実際にマイページから実施してみください。
むしろロック状態がデメリットなので、メリットしかないです。
稀に場合によっては出来ない方もいます。
・分割購入から100日経ってない
⇒100日経過後に再度実施する。
・機種が古すぎる
⇒ショップで手数料を払い実施するしかない。
安心してください。
SIMロックが解除されてなくても、格安SIMキャリアへのりかえは可能です。

最悪SIMロックされててもいいんやで
-Point-
★SIMロック解除は分割購入して100日経っていればすぐにできる。
★ロックの解除をしてもデメリットは何もない。
★最悪、SIMロック状態でも格安SIMへのりかえは可能。
SIMロックされたスマホを使って格安SIMを使うには
格安SIMキャリアには使える電波がちゃんと3種類用意されています。つまりdocomo回線・au回線・Softbank回線の3つから選択が可能です。
SIMロックが解除できなかったとしても、同じキャリア回線を選択すれば大丈夫!
ロックされたままでも、使う事ができます。
ではそれぞれ、格安SIMキャリア別に用意されている電波を見ていきましょう。
(1)UQモバイル
・KDDIが運営する格安SIM会社、もちろんau回線のみ。
・docomoやSoftbankロックのスマホは使えない。
(2)OCNモバイルONE
・NTTコミュニケーションズが運営する格安SIM会社。
・docomo回線のみ提供
・auやSoftbankロックのスマホは使えません。
(3)LINEモバイル
・docomo、au、Softbankと全ての回線を用意。
・ロックがかかっている回線を選べば使えます。
ただし、そもそも通信速度が遅いというデメリットが。
(4)BIGLOBEモバイル
・docomo、au回線のみ用意。
・2社のロックスマホであれば使えます。
ただし、docomo回線は通信速度が遅いといったデータがあります。せっかくのYoutubeカウントフリーも、ストレスになるかも。理想はau回線!
(5)mineo
・docomo、au、Softbankと全ての回線を用意。
・ロックがかかっている回線を選べば、全て使えます。
ただし月々の通信費に差がある為、注意が必要。
(6)ワイモバイル
・回線はSoftbankですが、残念ながらSoftbankロックのスマホは使えません。
・ワイモバイルで購入したスマホか、SIMフリースマホのみです。
ワイモバイルだけは独自にSIMロックをかけています。

こんな感じで使えるキャリアから選ぶんや
ちがうキャリア選んだら通信できんで
ちなみにサブブランドと格安SIMキャリアの違いは以下の記事を参考にしてください。
▼何が違うの?サブブランドと格安SIMの違い▼
失敗しないようしっかりと覚えよう

SIMロックとSIMフリー。
のりかえ失敗談でも声が多く、通信ができない理由のひとつです。
複雑な仕組みなのでしっかりと覚えて下さい。

SIMロック自体なくなればええな
ようやくネットショップなどで簡単にSIMフリースマホが購入できるようになってきました。また、一部の家電量販店でもSIMフリースマホが買える時代に。

「スマホはキャリアで買うもの」といったイメージがなかなかぬぐえない状況です。これは大手3キャリアが長くユーザを縛ってきた結果です。
個人的には全てのスマホがSIMフリーとして販売されれば良いと思います。
そうなると「自動販売機などでスマホ本体が購入できるようになる」かも。わざわざショップに行って長い待ち時間を過ごさなくても良いですし、悪質な営業を受ける場面も減ります。
まさにメリットだらけですね!少しでも参考になれば嬉しいです!
次はいよいよ「SIMロックを解除」していきましょう!デメリットなし、やらない理由がみつかりません!
▼自分でできる!SIMロック解除方法▼