こんにちは、ふじです。
最近よく聞くようになったSIMロックとSIMフリーという言葉。大手3キャリア独自の仕組みで、各キャリアで購入したスマホを他社で使われないようにする仕組みです。
SIMロックという仕組みは世界的に見ても珍しい仕組み。
ではなぜ日本のスマホはSIMロックがかけられているのか、またSIMフリースマホにするにはどうしたらよいかを解説します。

SIMフリースマホの方が
需要があるって聞くね

その通り!
SIMロックはデメリットしかないで!
今のスマホを使ってのりかえをしようと考えている人だけでなく、大手3キャリアを続ける人、全ての人に知っておいて欲しいSIMロックとSIMフリーの話です。
今回の記事を読むことで、SIMロックの知識が深まるとともに、自信でSIMロックを解除し、SIMフリースマホにすることができますのでぜひ参考にしてみて下さい!
Twitterやマシュマロをやっています。質問などがあれば気軽にご相談下さい。
そもそもSIMロックとは?

※出典:OCNモバイルONE公式サイトより
SIMロックってどんな状態?
SIMロックとは、大手3キャリアでスマホを購入した場合に設定されており、他社で使えないようロックされている状態を言います。
本体を購入したキャリアの通信だけしか受け付けないため、実質的に契約を縛るもの。
そんなSIMロックを解除しその制限をなくすことで、どの携帯キャリアのSIMカードでも認識し通信できるようになります。
これを「SIMフリー端末(スマホ)」と言います。
SIMフリースマホのメリットやデメリットは?
SIMフリースマホになるとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
先に結論をお伝えしますと、デメリットはなにもありません。つまり今すぐSIMフリースマホにした方がいいです。
契約が解除されるわけでもありませんし、スマホが使えなくなることもありません。
見た目や契約上は全く一緒です。
そのスマホ本体のステータスが「SIMフリースマホ」になるだけです。そしてSIMフリースマホは以下のようなメリットがあります。
・どのキャリアのSIMカードでも通信が出来る
・今のスマホを使いまわせる
・スマホを売る時に高く売れる

SIMフリースマホにしとくと
いいことばっかりやで

わ~!SIMロック意味ないじゃん
SIMロックの歴史
そもそも大手3キャリアはなぜこのようなSIMロックという仕組みを導入したのでしょうか。
なぜSIMロックって必要?
SIMロックという概念が生まれた理由は、キャリアの囲い込みによるものです。
1990年~2000年にかけて携帯電話はすごい勢いで広まっていきました。その理由のひとつとして携帯電話がタダ同然で配られていたことが挙げられます。
詳しく解説すると、ショップの代理店が顧客を獲得するために、利益を削ってキャッシュバックや本体代を「0円」や「1円」にしてまで携帯電話を普及させたのです。
長く契約してもらうことで本体代分の回収をできるのを見越したキャッシュバックですが、スマホ本体をそのままに短期で他社にのりかえられてしまえば、キャッシュバックがムダになります。
そこで本体を他社で使えないようSIMロックをかけたのです。
SIMロック解除の条件
SIMロックは以下のような条件があれば解除ができます。
■SIMロックを実施できる条件
・2015年以降発売された、SIMロック解除対象機器であること
・分割金支払い遅れなどで利用制限がかかってないこと
・機種を分割購入し100日以上経過していること
(一括購入・クレカ分割購入の場合は即日SIMロック解除可能)
月々のスマホ代をクレカで支払われている方も多いと思います。クレカ分割購入の場合は即日SIMロックの解除が可能です。
いよいよ2021年10月以降のスマホにはSIMロックを全面的に禁止になる予定です。
これによりのりかえの障壁は下がり、キャリア間の価格競争が起こりやすくなるのが見込めます。
SIMロックを解除しよう!
SIMロックは負の遺産です。
解除してもデメリットはありませんし、できるだけ早くSIMロックを解除しましょう。
2つのSIMロック解除方法
SIMロックの解除を行うには、ふたつの方法があります。
■SIMロック解除方法
・キャリアショップで実施してもらう(手数料 税込3,300円)
・Webのマイページより実施する(無料)
キャリアショップにて対応が可能ですが、予約し待ち時間もありおススメしません。またなにより手数料がかかります。
したがって「マイページから実施」をおススメします。かかる時間はおおよそ5分程度でカンタンです。

初心者は不安だったりするんだよね

60代のうちの母親でも
出来たから大丈夫や!
マイページからSIMロックを解除する3つの手順
実際の手順はたったの3ステップ。
(1)IMEI番号を確認して控える
(2)マイページにログインしSIMロック解除の手続きに進む
(3)指示にしたがい「IMEI番号」を入力
それぞれ詳しく見ていきましょう。
IMEI番号を確認して控える
IMEI番号とは、端末が固有にもつ15ケタの識別番号です。
「IMEI」とは端末識別番号で、「国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)」の頭文字を取っています。
出典:auよくある質問「IMEI」とはなんですか?より
電話番号や回線契約とは関係なく、端末が持つ固有の番号です。
お手続きの際に、必要となる場合があります。
調べる方法はいくつかあります。
まずはスマホ本体の箱に記載があります。いちばん分かりやすいですね。

次にスマホ本体の画面から確認ができます。
確認方法は2つあり「設定画面から確認する方法」と、電話画面で「*#06#」と入力する方法です。

①設定画面からの調べ方
・Androidの場合
設定 > 端末情報 > 端末の状態 など
・iPhoneの場合
設定 > 一般 > 情報
②電話画面での調べ方
・Android・iPhone共通
電話発信画面で「*#06#」と入力する
画面に出てくるIMEI情報を確認し控えましょう。
マイページにログインしSIMロック解除の手続きに進む
各キャリアで詳細が異なるため注意。
やりたいことを探せる検索部分に「SIMロックの解除」と入力。

※画面は「マイソフトバンク」の例
SIMロック解除について表示された内容を確認しましょう。不安をあおるような注意書きが書かれていますが、無視しても大丈夫です。
指示にしたがいIMEI番号を入力
控えておいた「IMEI番号」を入力し、次へ進む。
手続き確認画面を進み「解除手続きをする」を選択します。最終画面で「手続きが完了しました」と表示されれば完了です。
これだけです。
・SoftbankやワイモバイルのAndroidスマホは、SIMロック解除時に「解除コード」というものも発行される場合があります。
・他キャリアのSIMカードを差した時に「解除コード」を求められる時に必要なので一緒に控えましょう。

ホントだ!めっちゃカンタン!

一回やれば覚えられるで!
SIMロック解除ができたか確認したい
SIMロック解除の手続きは実施したけど、ほんとに解除された?と不安に思われる方もいるかもしれません。
SIMロック解除の確認方法も解説していきます。
実際に別キャリアSIMカードがあれば、それを本体に差し込み電話や通信が出来ればOKですがなかなかそういうわけにもいきません。
確認方法は以下の2つ
・スマホ本体から確認する
・チャットサポートで確認する
おススメは、スマホ本体から確認する方法ですが、古い機種では確認できない場合もあるため注意です。
スマホ本体で確認する方法

最近のスマホは、設定画面からSIMロック解除の確認ができます。
■iPhone
「設定」⇒「一般」⇒「情報」⇒SIMロック を確認
■Android例
「設定」⇒「デバイス情報」⇒「SIMカードステータス」
アンドロイドも同じく設定画面からSIMロックの解除が確認できますが確認方法はそれぞれのスマホで異なるため、ここでは一例の紹介となります。
「SIMロックなし」などと表示されていればSIMフリー端末です。
万が一確認が出来ない場合は、チャットサポートへ確認しましょう。
チャットサポートで確認する

各キャリアのサポートページより、チャットサービスにて「SIMロックが解除されているか確認したい」旨をオペレータに伝えましょう。
また、Androidスマホの「解除コード」もチャットサポートで聞く事が出来ます。
ショップにいって確認する方法もありますが、待ち時間もあるしおススメしません。
まとめ
SIMロックの歴史
SIMロックは過去に大手3キャリアが顧客を囲い込むために始めた、他社へ本体を持っていかれないようにするための仕組みでした。
現在では、顧客囲い込みに問題視がされるようになり廃止される予定。
2021年10月より撤廃となります。
SIMロックはすぐ解除した方がいい
SIMロックスマホはデメリットばかり。
・他社の通信が使えない
・端末を売る時に値段が下がる
SIMロック解除することに何もデメリットはないので、すぐに実施しましょう。
具体的なSIMフリー化の手順
SIMロックの解除は「Myページ」からできる。
その手順はたったの3ステップ。
(1)IMEI番号を確認して控える
(2)マイページにログインしSIMロック解除の手続きに進む
(3)指示にしたがい「IMEI番号」を入力
5分もあれば完了しますのでぜひやってみてください。

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1stステップといってもえぇな!