こんにちは、ふじです。
今回は、楽天モバイルの「データ無制限」を利用し、家のWi-Fi変わりに使う方法を解説します。
楽天モバイルに限らず、大手3キャリアでもデータ無制限のプランがでました。通信速度もまずまずとなれば、いよいよスマホのテザリング機能を使って家のWi-Fi変わりにと検討している方もいらっしゃると思います。
しかし、テザリングを使ったデータ通信となると、スマホ本体の発熱や無線通信によるデータロスなどが気になるなど、安定した通信には向かない傾向にあります。
今回はそんなスマホ契約のデータ無制限SIMをフル活用できる「ホームWi-Fi化」の記事となります。

確かに使い放題だとWi-Fiいらないね

引っ越しが多い人にもおススメやな
楽天モバイルの通信無制限をフルに使い、テザリングなどのスマホを使わない、かつ安定したデータ通信にするにはどうするべきか、が分かりますので参考にしてみて下さい。
Twitterやマシュマロをやっています。質問などがあれば気軽にご相談下さい。
楽天モバイルのバンド帯解説
まずは通信の周波数「バンド帯」についての解説です。
スマホの電波は「Band/バンド」と言う数字で整理されています。各キャリアがどのBandを使うのか決まっており、よく聞くプラチナバンドもここで割り当てられています。
・プラチナバンドとは安定した電波のこと
・電波が回り込む性質がある
・建物で遮られないので隅々まで届く
通信バンドの説明
以下は各社の通信バンドの表です。
バンド | Rakuten | docomo | au | Softbank |
Band1 (2.1G) | 〇 | 〇 | 〇 | |
Band3 (1.7G/1.8G) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Band8 (900M) | ☆ | |||
Band11 (1.5G) | 〇 | |||
Band18 (800M) | ☆ | |||
Band18/26 (800M) | ☆ | |||
Band19 (800M) | ☆ | |||
Band21 (1.5G) | 〇 |
このように、各キャリアでバンドを割り振られいます。お持ちのスマホが各社のBandに対応することで通信情報と照合し、通信をする仕組みです。
楽天モバイルのバンド
自社回線でプラチナバンドを持っていないのはRakuten回線だけ。Rakuten回線が建物に弱いのはこのためです。
つまり、電波がRakuten回線に繋がっている場合はデータ無制限ですが遮へい物に弱い、パートナー回線に繋がっている場合はデータ上限5GBですがプラチナバンドです。
楽天モバイルの電波が弱い時には自動的にパートナー回線に繋がってしまいます。そして気が付いたら5GBを使い切り低速モード、といったことも。

Band8、18、19あたりがプラチナバンドなのね

そう、楽天モバイルのプラチナバンドは
パートナー回線のBand18ってやつやねん
パートナー回線で低速化させない方法
今回のポイントとなります。
電波が弱かろうが、常に楽天モバイルの電波で通信をし続ければデータ無制限となるので、パートナー回線に繋がってもらっては困りますよね。
つまり、強制的に電波をBand3しか接続しないようにすることで、強制的に高速で無制限な楽天モバイル回線に繋げられます。
これを「Band3固定」などと言います。
楽天モバイルのホームWi-Fi化の解説
では実際に楽天モバイルの「Band3固定」が可能な機種を紹介します。
Band3固定できるすごい機種

I-O DATAより発売されているルータ「WN-CS300FR」を使います。
こちらの機器の特徴はSIMフリー端末で、インターネット接続に4G/LTEモバイル回線が使える据え置き型のLTEルーターです。
詳しくは以下のAmazon商品サイトを参考にしてみて下さい
ようするに、こちらの機器に楽天モバイルのSIMカードを接続し、Band3で固定する事でパートナー回線に切り替わらずに無制限データ通信を行うようにできます。
とても便利なガジェットで、802.11bgn, 2.4 GHz無線周波数に対応しており電波の強さも安定しています。有線LANポートもついていますので直接ケーブルを差し込むこともできます。
もちろん、docomoやau、Softbankのプラチナバンドにも対応していますので大手3キャリアのデータ無制限プランのSIMカードを差し込めば、無制限ホームWi-Fiにもなりえます。
実際のユーザの声はどう?
Amazonのコメントも参考になるかと思いますが、以下のようなTwitterからの情報をまとめてみました。
WN-CS300FRある界隈で流行ってるのは、band3固定で通信できるからか。楽天UNLIMITのband3固定で通信料気にしなくて良くなる。
— 万博亭 (@banpakutei) November 30, 2020
実家のADSLがもうすぐサービス終了するにあたり代替を半年くらい悩んだ結果、I-O DATEのWN-CS300FRが楽天アンリミットに対応したことで楽天回線の固定回線化で落ち着くことに。無事設置完了で、いまのとこ安定して動いてます。楽天回線エリアであることは必要やけど、これはなかなか便利。 pic.twitter.com/BsVJhD2TKK
— ノブ | Nobuyuki Yamamoto@雑貨EC店長 (@nobuyu_179) November 28, 2020
通信速度は楽天モバイルの速度と同等なので20~60Mbpsくらいの速度がでます。光回線に負けないくらいの速度で、完全にホームWi-Fiとして使う事が可能です。
ポケットWi-Fiタイプが好きじゃない方や有線LAN接続がしたい方は、このような使い方もできるので興味のある方はぜひ試してみて下さい。
ちなみに「WN-CS300FR」は金額的に高い!もう少し安くBand3固定化する方法は以下を参考にしてみてください。実際に私はこちらを使って無線ホームWi-Fiにしています。

新しい使い方で良さそう!

工事費もかからず解約金もない!
光回線よりおトクやで!
まとめ

楽天モバイルをBand3固定して安定化
楽天モバイルは通信の性質上、どうしても不安定になりがちです。電波の性質も弱く、自動で切り替わるパートナー回線はデータ5GBしかありません。
とにかく安定して使うには、パートナー回線に接続しないようにするしかありません。
そんなルータを探してたどり着いたのが今回紹介する、I-O DATAより発売されているルータ「WN-CS300FR」です。
これさえあれば、楽天モバイルの回線をホームWi-Fiとして使えるようになります。
デメリットも知っておこう
ただし、楽天モバイルの回線そのものが不安定であることには変わりません。遮へい物に弱い電波で、雨の日などはやや通信速度が遅くなるといった意見もあります。
あくまで「楽天モバイルの無制限回線が安定している地域」であれば満足して使えるものとなります。
これらを導入したとしても、やはり不安定である場合は、楽天モバイル回線そのものが改善しない限りは不安定のままですので注意しましょう!