auが提供する2ブランド。
高品質で低価格な「UQモバイル」、新しく発表された「povo」。どちらも魅力的なプランで、どちらを選んでいいのか分かりませんよね?
今回の記事は、元スマホ販売員である私が「UQモバイル vs povo」の2ブランドについて徹底比較を行いました。
・元スマホ販売員、3年程経験。
・3か月で店長⇒統括マネージャ経験。
・8エリアのマネージャ対抗戦で1位。
・楽天モバイルネタを中心に情報発信中!

どちらも選ぶの難しかったで!
この記事を読めば、どちらのブランドを選べばいいのか、ご自身に合うブランドはどちらなのかが分かります。各ブランドのメリットやデメリットをしっかり把握し、検討の後押しになればと思います。
それでは解説していきます。
「UQモバイル」と「povo」の比較

どのプランもコスパが良く、良心的なプランです。
プラン名 | povo | UQモバイル くりこし S | UQモバイル くりこし M | UQモバイル くりこし L |
基本料 | 2,480円 (税込2,728円) | 1,480円 (税込1,628円) | 2,480円 (税込2,728円) | 3,480円 (税込3,828円) |
データ | 20GB | 3GB | 15GB | 25GB |
通話 かけ放題 | 5分/かけ放題 | 10分/かけ放題 月60分以内 | 10分/かけ放題 月60分以内 | 10分/かけ放題 月60分以内 |
データ超過時 | 1Mbps | 300kbps | 1Mbps | 1Mbps |
特徴 | ・オンライン限定 ・eSIM対応 ・トッピング | ・データ繰越し ・節約モード | ・データ繰越し ・節約モード | ・データ繰越し ・節約モード |
ショップ | なし | あり | あり | あり |
全体的にシンプルなプランで、家族割りなどの条件がなくなり分かりやすくなりました。
目立つ違いは通話オプションの金額と時間・データ繰り越し・ショップの有無など。各種手続きを任せられるショップの有無が影響する人は多いと思います。
「UQモバイル vs povo」比較すべき3つのポイント
以下3つの点を比較ポイントとし、まとめました。
・通話品質やエリア
・月額料金やデータ
・ショップの有無
それぞれ順番に解説していきます。
通話品質やエリアについて
どちらもau回線で、しかもMVNO扱いではなくauと同様の通話品質。各スマホの標準通話アプリがそのまま使えます。
2ブランドで違いはなく、通話品質やエリアに関しては全く同じです。
ただし、通話オプション内容が異なります。
<UQモバイル:3つ>
・10分以内かけ放題:税込770円
・通話かけ放題:税込1,870円
・月60分以内かけ放題:税込550円
<povo:2つ>
・5分以内かけ放題:税込550円
・通話かけ放題:税込1,650円
UQモバイルの月60以内かけ放題が便利で、多少の長電話をする場合はUQモバイルを選ぶ方がおススメです。
またどちらも超過通話代は、税込22円/30秒となりますのでご注意下さい。
・UQモバイルが通話オプションでやや有利
月額料金やデータについて
「UQモバイルの15GB」と「povoの20GB」が同じ料金です。どちらもデータ上限低速時は1Mbpsで通信が可能。
一見すると「povo」のコスパがいいように思えます。ただしUQモバイルにはデータ繰り越しやデータ節約モードがあるため、一概には言えません。
特にUQモバイルのデータ繰り越しや節約モードは人気の機能。
・好きなタイミングで節約モードに切り替え可能
・バースト機能付き1Mbpsのため意外と使える
・うまく節約する事で繰り越し月20GB以上にも出来る
「povo」の良い点は、データ追加料金が「UQモバイル」より安く設定されている点。
UQモバイル:500MB/税込550円
povo:1GB/税込550円
データ超過後も1Mbpsで使えますので「UQモバイル」のLプランは割高感があります。
・UQモバイルがデータの使い勝手の良さでやや有利
・データを使わない人はUQモバイルでOK
・データ20GB以上使う人はpovoでOK
ショップの有無
「povo」はオンライン限定ブランド。ショップ契約はできません。
何か不都合があった場合でもオンラインでの問い合わせとなり、ショップのように対面で質問や解決ができません。
・通信が出来ない際、SIMカードの問題か本体の問題か分からない
・請求料金やキャンペーンの差異があった時に確認が出来ない
・そもそもやり方が分からない
このような不都合が嫌な場合は、ショップを構える「UQモバイル」をおススメします。
ご自身で解決できる場合は、オンラインでいつでも好きな時に待ち時間がなく対応も可能ですし、eSIMの申し込みもできる「povo」がおススメです。
・UQモバイルがショップがあり有利
・自分で解決できる場合は「povo」がおススメ
のりかえ時の注意点
SIMロック解除をしておこう!
これを気にオンライン申込にチャレンジされる方もいるかと思います。
必ず実施しておくべきことは今のスマホの「SIMロック解除」です。解除方法は以下記事を参考にして下さい。
理由は、今後別キャリアへのりかえた際にも今のスマホが使えるためです。またスマホを売却するときにも高く売れます。デメリットは何もないので事前に実施しておきましょう。
具体的な流れを確認しておこう!
他社から「UQモバイル」や「povo」へのりかえる手順は以下。
1 今のキャリアに連絡しMNP予約番号を発行
2 申込み
3 SIMカードが届いたらスマホに差し込み「Myページ」より電波の切り替え
このような3ステップで以外とシンプルです。
電波を切り替え、実際に電波が切れるのは約5秒程度、一瞬で終わります。普段はショップ店員さんがやってくれている作業です。
切り替わったら電波確認をしよう!
実際に電波が切り替わってまずやる事は疎通確認です。
1電話ができる
2インターネットが使える
3アプリが動く
この辺を実施し問題なく使えればOKです。
全体的に見ればUQモバイルがおススメ
上記でまとめた通り、UQモバイルの方が優れている点は多いです。
データを20GB以上使う人は全体の16.1%程度。つまり83.9%の人は20GBも使っていません。それを考えるとオンライン限定の「povo」である意味はありません。
3GBは足りないけど、15GBもあれば充分。
どうしても「eSIM」で使いたい人は「povo」しか選択肢がありません。
また「povo」にはトッピングと言う面白いシステムがありますので、そちらをメリットに感じる方は「povo」を選べばOKです。